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執筆者の写真クライストチャーチ倉敷

2020.11.14 久松 政一 使徒的長老 式典メッセージ

 今日は皆様遠い所から外部の先生方をはじめ、兄弟姉妹、来て下さって心から感謝致します。このような盛大な素晴らしい式典を行える恵みを感謝致します。

ウルの地からアブラムはハランの地へと移り住みます。そしてそのハランの地に於いて、神はアブラムに語りかけられました。「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい。あなたの子孫はあのようになるでしょう。」アブラムは主を信じた。主はこれを彼の義と認められた。この素晴らしい出来事がハランの地で起こり、彼は全てを主に委ねてカナンの地へと向かいます。この御言葉を通して思う事は、アブラムは一人の父という意味です。けれども神様はある時アブラムに語られて、「これからあなたの名前は、アブラハムとしなさい。」全ての国民の父、言い換えれば、イスラエルの国の誕生を預言した御言葉です。たった一人の父親から、2、3百万人とも言えるような大いなる国民、イスラエル民族が後に誕生するという驚くべき預言を、このアブラムの信仰によって実現していくのです。アブラハム、イサク、ヤコブ、そしてヤコブの子12人が、全家族72人でエジプトに渡り、400年後には200万、300万と言われる民族になっていく事を覚える時、私たちの教会は、このアブラハムの信仰、それはイスラエル信仰だと思っています。その意味は家族が増え広がるという意味です。ですから荒野の地の40年間の間に、最初に出た大人たちが結婚して、その子供が40年後にカナンの地突入のトップの働きをしていくのですから、どれだけ最初のイスラエル人は、絶えず子供たちに対して、子供たちが、「お父さん、これはどういう意味ですか?」と聞いた時、その苦難の道を彼らに教え、そしてそれを継承していきました。すなわち彼らは子を産んだのです。それは私の信仰ですけども、最初の創世記に書かれているように、神様の絶対的な御心は、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」これは神の国の民が増え広がる事です。もちろんその後、罪を犯しましたから、世界中にたくさんの人がおられますけども、神の御心はイスラエル民族、すなわち霊的なイスラエルが増え広がる事を、今も願われておられると私は確信しております。それ故教会は子を生まなければなりません。もちろん霊の子を生む訳ですけれども、肉の子を生まずして、成長はありません。私たちの教会の最初の学生たち、残っているのは12名ぐらいでしたけれども、その子供たちが15、16歳ぐらいの時からずっと教会に忠実に通い、そして結婚し子供を生み、今その子供たちが結婚するという状況の中にあります。ですからイスラエル、それは一つ一つの家族ではありますけれども、それが集まってイスラエル民族になるように、我々の教会は、家族が増え広がらなければならない。それが私の信仰です。ですから結婚しなければいけません。40歳の人でも結婚しなければいけません。最近私たちの教会では、40歳の姉妹たちがボンボン子を生んでおります。私は以前から言っていたのです。「霊の子を生まないのなら、肉の子を3人以上生め!」と。そういう意味でも私たちの教会は、子供たちが増えています。それは健全なイスラエルだと思っています。ですから絶対的な神の御心で、独身で通すというのは、ほんのごく、ごく、ごく、わずかです。それは神の使命を明確にいただいている方々です。それ以外はもう全部結婚しなければいけません。イスラエルはそうしました。たった72人でエジプトに行って、400年後に2、3百万人になるのは、子供たち、家族が増え広がった証拠だと思います。そして私たちの教会は、一家族だけでクリスチャンであっても、子供を正しく養えないです。原則はその一家族の両親が子供を養っていくのですけれども、やはり共同体である教会が、兄弟姉妹、又、指導者全員が我が子と思ってその子供たちを成長させていく、そういう姿勢を私たちの教会は持っていただきたいと、心から切に願います。自分の子でなくても、ひどい事をしていたら、「だめだよ!」と、戒めてあげ、又、ある時、ある家族が貧しい状況の中にいたら、何か誰かが助け、励まし、又、少し金銭をあげるというような、そういう背後から、すなわち国全体で、教会全体でその子供たちを建て上げていく。そういう姿勢がなければ教会は必ず衰退すると思います。その意味におきまして、我々の教会は、その事を強く私は願いたい。そしてこれからも本当に増え広がる教会。そして最後に、主イエス・キリストの御再臨を心から待ち望む。戸を叩き続ける。「神様もう永遠という扉を開けて下さい。不死という命の中に入らせて下さい。もうこんな世界はいらないです。主よ早く来て下さい!」そのためにも、イエスが御再臨されるその瞬間まで、伝道をやめません。福音を宣べ伝えます。又、成熟する事を強く熱望します。夫婦関係が悪くて、絶対に教会は成長しません。私がその最たる例です。どうしようもない夫で、このように成長させてもらったのは、神様、2番目はひろ子さん。私は10番目ぐらいかも知れません。それぐらいに思っております。夫婦の関係が良く理解し合い、話し合いがいつもなされている。独断で何もしない。いつでも共に共有する。そういう夫婦でありたいと今も願っております。以上でございます。今日は本当に、私たちの教会の愛する兄弟姉妹、先程のメッセージを深く心に留めて下さい。又、来賓の先生方、よく来て下さいました。ありがとうございました。


【久松ひろ子教師 感謝の辞】

愛する皆様、又、お越し下さった先生方と共に、この日を迎えられた事を感謝します。

 長い道のりではありましたが、全ては神の恵みという、一言に尽きます。ですが、皆様の協力なしには、今日はあり得ませんでした。私は、皆様お一人お一人に、心からの感謝を表したい思いで一杯です。

 私達が、最初の会堂を建てる前、ある預言者に言われました。「あなた達は、今まで屋根のない乗り物で走っていましたが、これからは、屋根のある乗り物で、大通りを走るようになります。」その通り、私達は、トロッコに大勢の学生達を詰め込んで、猛スピードで走り、彼らをあちこちに振り落として来たかのようでした。

 ですから、会堂が出来た時は嬉しかったのです。しかし、会堂は出来たのですが、私共の3人の子供達の心は遠く離れてしまい、家族そろって食事をする事も、なくなりました。再び、葛藤の中、試行錯誤が続きます。

 そのような時、使徒的改革の教えとの出会いがあり、私達は、コングレスの傘の下に入れて頂きました。実は、私が今日着ていますジャケットは、およそ7年前にトリニダード・トバゴを訪問した際、購入したものです。

 そこで、ウッドロフ師の人柄について、側近の方から話しを聞きました。ウッドロフ師は、ごくごく普通の家庭人であり、一人の妻の夫であり、二人の娘の父親であるということでした。トリニダード・トバゴの国鳥は、スカーレット・アイビスという美しい鳥です。その鳥を見に連れて行って下さいました。その鳥は、昼間は対岸の国であるベネズエラに行き、夕方にトリニダード・トバゴに帰ってきます。私達は夕方に帰って来るという島の近くでボートに乗って待っていました。

 すると、初めに白い鳥が水面近くを低空飛行して、帰ってきました。そして、緑の島のあちこちに留まるとその光景は、緑の島が白色で染まったかのようです。また、暫くすると、ピンク色の鳥が帰って来て白い鳥に交じって留まりました。その後、少し時間がたって、「遅いなあ」と思いながら待っていると、案内人が上空を指して大きな声で「スカーレット!」と叫びました時、真っ赤な鳥の一群が、四方から次々と現れ、見る見る間にその島が、真っ赤に染まって行きました。あっという間の出来事で、まるで空に上がる花火を見ているようでした。そして島を見ると、赤い島に変わっていました。この光景は忘れられません。

 白い鳥は、子供時代、ピンクは青年時代、そしてついに大人となり、赤い鳥へと成長するのだと、お聞きしました。

 これは、終わりの時代、集合の時の教会を指していると思います。幼いクリスチャンもいれば、成熟した大人のクリスチャンもいる、そして幼い人たちは、成熟した人たちに守られています。

 私たちが皆様にお願いしたい事は、全ての人がこの覆いの中に留まってほしい、そして、あなたも覆いとなる事を、目指してほしい、覆いとなる為には、赤い色、血の色を帯びた人となる事です。「隣人を愛しなさい」と言われた主と同じく、他の人の為に犠牲の血を流し、傷つく事を恐れず、真実な愛を現わして欲しい、「愛は多くの罪を覆う」とある通りです。

 皆様が、この覆いの真理の中で神の国の住民として生き続けてくださるように心から願い、感謝の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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